1985-12-04 第103回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会技術革新に伴う産業・雇用構造検討小委員会 第1号
○藤井恒男君 先ほどスライドの中で一つ御説明がなかったんだけれども、遺伝子源の収集管理ですね。私、聞いた話なんだけれども、例えばアメリカと日本を比べたら遺伝子源の収集管理という面でもう甚だしい差がある。その差だけでこれから日本はもうとてもじゃないが太刀打ちできぬだろうという話を聞いたことがあるんです。
○藤井恒男君 先ほどスライドの中で一つ御説明がなかったんだけれども、遺伝子源の収集管理ですね。私、聞いた話なんだけれども、例えばアメリカと日本を比べたら遺伝子源の収集管理という面でもう甚だしい差がある。その差だけでこれから日本はもうとてもじゃないが太刀打ちできぬだろうという話を聞いたことがあるんです。
○参考人(宮田満君) 遺伝子源の収集の差なんですけれども、これは歴史的な差ですね。先ほど植物のコレクションの話を申し上げましたけれども、アメリカでは、あそこは植民地から出た国家でありますので、建国以来種の収集には非常に力を入れております。ですから、そのために探検隊を世界各地に送りまして有用植物の遺伝子源を集めています。
また、多くの遺伝子源も稲に関しては持っておりますので、これらの活用によりまして、冷害とか病害とか虫害の多発する我が国の立地条件に適した超多収品種で、かつ用途に応じた品質を有する稲の一代雑種の開発は十分に可能であろうというふうに考えておるわけでございます。